日立金属、航エネ分野特殊鋼の検査不正は80年代から

継続調査結果と顧客対応の進展状況など公表

　日立金属は検査成績書を改ざんしていた問題で、これまで継続的に進めていた一部拠点における調査結果などを報告した。この継続調査結果のなかで、航空機・エネルギー分野の特殊鋼製品などにおいて、1980年代以降、不正行為が行われていたことなどが明らかになった。
　日立金属は今年1月28日、特別調査委員会による事実確認と原因究明などの調査を踏まえた調査報告書を公表。1月時点では調査が遅れていた安来工場および桶川工場、グループの日立メタルプレシジョンについて継続調査していた。