ウイングトラベル
エミレーツ、日本でのブランド向上へ活動強化
機内などでのきめ細かなサービス内容浸透へ
エミレーツ航空(UAE)のサレム・アルマリ日本支社長はメディア各社とのラウンドテーブルを行い、日本市場強化に向けて「ブランド認知度の向上を最優先に取り組んで行く」方針を明らかにした。同社は日本への就航開始から約16年が経過するが「日本市場において、エミレーツの持つ『ライフスタイルブランド』としてのイメージや機内や空港などでのきめ細かなサービス内容が浸透し切れていない」と指摘。そうしたことから、今後は旅行業界などとの連携を強化しながら、ブランド認知度を高めていく考えを示した。また、日本からのアウトバウンド需要の開拓に向け、ビジネス需要の取り込みに力を入れていくとともに、レジャー市場向けには、ドバイへの観光プロモーションを一層強化することで、搭乗率の上乗せを目指していきたいとした。
エミレーツ航空の日本路線は現在、羽田、成田、関西の3空港からドバイへのフライトをデイリー運航している。2017年度の旅客数は約69万5000人、貨物量は約3万4000トンの利用実績を上げた。
関西線機材大型化で座席供給量4割アップ
西日本の法人客やドバイ以遠の旅客需要獲得へ
日本の旅行業界と新たな付加価値創造へ
アルマリ支社長「独特な市場で新たな挑戦を」
ドバイの旅行喚起へ富裕層以外の開拓強化
消費者向けプロモで日本独自の活動を検討
※写真=エミレーツ航空のサレム・アルマリ日本支社長
※写真=成田線に続き、関空線でもA380型機を投入する