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2018.09.04

WING

ANA7月、国際線搭乗率1.8ポ増の78.3%

北米・ホノルルやアジア・オセアニアなど搭乗率好調

 全日空(ANA)が発表した7月の旅客輸送実績によれば、国際線の利用率は対前年同月比1.8ポイント伸びた78.3%だった。国際線の旅客数は対前年同月比9.7%増加した90万5512人と、二桁近い増加を記録した。一方、国内線の搭乗率は3.3ポイント増えた68.2%。座席供給量が減少したこともあって、旅客数は2.7%減少した327万9822人だった。
 国際線の需要を示す旅客人キロ(RPK)は8.1%増加した44億6049万4千人キロ、一方の座席供給量を表す座席キロ(ASK)は5.5%増えた56億9576万5千座席キロだった。
 方面別の実績をみてみると、旅客数ベースでは欧州方面が前年同月比0.3%減少したものの、その他の北米・ホノルルとアジア・オセアニア方面では、それぞれ9.2%、11.2%増加しており、高い旅客数の伸びがみられた。
 利用率は北米・ホノルル方面が80.3%、欧州方面は81.3%、そしてアジア・オセアニア方面は75.7%だった。
 ちなみに国内線の座席キロは5.9%減少した44億7982万5千座席キロ、旅客キロは1.1%減少した30億5701万4千人キロだった。7月以降、787搭載用エンジンのTrent1000における技術的な問題が発生したことを受けて、計画欠航便が発生するなど、ANAの座席供給量に影響が発生した。