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2018.09.06

ウイングトラベル

関空再開の見通し立たず、海外ツアーにも影響

旅行各社、9月10日出発分まで取消料免除も

 台風21号の影響で9月4日昼頃から関西国際空港が閉鎖され、未だ再開の見通しが立っていないことを受け、関空発着の海外ツアーや国内ツアーを催行する旅行会社は対応に追われている。空港の再開時期が不透明なこともあり、9月10日出発分までは顧客の申し出があれば取消料なしにキャンセルを受け付ける会社もあるなど、影響は長期化する可能性も出てきた。
 関西国際空港は、A・B滑走路ともに閉鎖中で、9月6日も終日閉鎖する。連絡橋についても鉄道、車ともに通行止め(特殊車両除く)で、こちらも6日中の再開予定はない。
 こうした状況を受け、JTBは関空発着の海外ツアーについて、9月6日出発分の催行中止を決定。7日以降の出発分については、空港の状況や航空会社の運航状況を見て決めるとしている。ただ、空港再開の時期が見通せていないことから、9月10日出発分までのツアーについては、顧客からの申し出があれば取消料なしにキャンセルを受け付ける。
 また、JTBは関空発着の国内ツアーについても9月6日出発分の催行を中止。
 KNT-CTホールディングスは、関空発着のホリデイの対応について、9月6日午後3時59分前に出発するコースの催行を中止。6日午後4時以降の出発分については顧客の解除権を認め、ツアー催行の有無に関わらず顧客の申し出があれば取消料なしにキャンセルに応じる。9月7日以降の出発分については、今日6日の正午頃までに対応を決めるとしている。
 エイチ・アイ・エス(HIS)は昨日5日時点で、9月10日出発分までの関空発着ツアーの申込客に解除権を与え、顧客の申し出があれば取消料なしにキャンセルに応じる対応を決めた。個人客が中心で、かつ空港再開の見通しが不透明なことから、顧客に判断をゆだねた格好だ。
 阪急交通社は、関空発着の海外ツアーについて、今日9月6日出発分のツアーについては催行中止を決定。9月7日以降の出発分については、状況をみて判断することとしており、ツアー毎に随時催行中止のお知らせをしている。ただ、9月10日までは空港再開が見込めないとの情報もあり、9月10日頃までツアーキャンセルになる可能性もあるようだ。関空発着の国内ツアーについても、海外ツアーと同様に6日出発分を催行中止とした。

 

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