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2021.12.13

WING

航空局、2030年に本邦航空会社燃料使用量10%をSAFに

管制高度化、2050年頃目処にCO2を10%削減

 国土交通省航空局が設置した「航空機運航分野におけるCO2削減に関する検討会」の4回目の会合が12月10日に開催された。このなかで持続可能な航空燃料(SAF)について、取り組みのマイルストーンとして、SAFの目標量を設定することが重要との観点から、2030年時点のSAF使用量について、「本邦エアラインによる燃料使用量の10%をSAFに置き換える」という目標を設定した。さらに、管制の高度化による運航方式の改善についても、今後の取り組みにおいて、2050年頃を目標に10%程度のCO2削減を目指す方針を固めた。
 同検討会は「機材・装備品等への新技術導入」、「管制の高度化による運航方式の改善」、そして「SAFの導入促進」という3本柱によって、航空機運航分野のCO2輩出削減を議論してきている。第4回目の会合では、この3つの柱について、それぞれの工程表が事務局である航空局から示された。

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