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2021.12.17

WING

国内航空機生産、9月は前年比17%減の約1252億円

コロナ前比で2割以上縮小、回復の道のり遠く
 
 日本国内における今年9月の航空機生産額(製造・修理)が、1252億4300万円となった。今年度に入って1000億円の大台を突破したのは、6月(1019億9800万円)に続き2回目のことで、2021年度上半期(4-9月)に入って以降、最も大きい生産額を記録した。ただ、例年9月は生産額が高くなる傾向にあって、昨年9月の生産額はコロナ禍の真っ只中にあって1505億7700万円を記録。そのため今年9月の生産額は対前年同月比ベースで約16.9%減少したかたちだ。コロナ前の2019年9月の生産額も1595億4600万円となっており、その数字と比較した場合、約21.6%も割れ込んだことが分かる。なお今年9月の生産実績の内訳は、製造関連の生産額が916億2400万円、修理関連の生産額は336億1900万円だった。

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