陸自、饗庭野演習場における実弾射撃訓練再開

地元自治体から再発防止策の了解得て

　陸上幕僚監部は1月11日、饗庭野演習場（滋賀県高島市）における実弾射撃訓練を同日より再開すると発表した。
　饗庭野演習場では、2021年6月23日に発生した120mm迫撃砲RTの演習場外着弾事案に伴い、実弾射撃訓練を中止していたところ。同演習場では2018年11月14日にも81mm迫撃砲L16の場外着弾事案が発生しており、陸幕では同種事案の再発防止策として、迫撃砲弾に関しては実射訓練実施部隊への弾薬交付時にあらかじめ装薬を演習場外に出ない様に調整することとして、地元自治体に説明を行っていた。
　陸幕は「地元自治体に対して再発防止策の説明を行い、了解を得たので、饗庭野演習場における実弾射撃訓練を再開することとした」と説明。再発防止策を部隊に普及・教育し、今後も徹底していくことにより事故防止に努めていくとしている。