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2022.01.13

WING

海賊対処派遣の「さみだれ」でコロナ感染者確認

14日間の停留期間中に、2名が陸上施設で隔離

 統合幕僚監部はこのほど、第41次派遣海賊対処行動水上部隊(中東地域における情報収集活動兼務)としてソマリア沖・アデン湾に派遣される海上自衛隊護衛艦「さみだれ」において、隊員2名が新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表した。
 「さみだれ」は1月9日に呉基地において出国行事を行い、岸壁や近海において訓練などを行いつつ14日間の経過監察を行っているところ。1月9日に乗組員全員がPCR検査を受検しており、1月12日午後に検査結果が判明したという。
 「さみだれ」で新型コロナ感染が判明した隊員のうち、1名は1月11日午前に発熱などの症状を確認したため抗原検査を実施したところ陽性反応を確認。もう1名は1月12日午後に判明したPCR検査の結果、陽性反応を確認したとしている。
 隊員2名の容態は安定しており、現在は海自の陸上施設内で隔離中とのこと。統幕広報室は、感染経路などは現在調査中とした上で、ソマリア沖・アデン湾への派遣について、「任務に支障が出ない様に調整している」と述べている。