ウイングトラベル
★11月航空旅客市場、回復もオミクロンで打撃
IATA-CEO「予想以上に厳しい第1四半期」
国際航空運送協会(IATA)は1月12日(ジュネーブ現地時間)、昨年11月の航空旅客市場データを明らかにした。昨年11月末には、南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が初めて確認されたものの、市場は回復に向かって突き進んでていた。
IATAによれば、11月の国際線・国内線を平均した航空旅客需要を表すRPKは、コロナ前の2019年同月実績を47%下回った。前月の10月には2019年同月比48.9%減だったことから、わずかながらも需要が回復傾向にあることが鮮明となった。座席供給量を示すASKのも39.7%減少しており、搭乗率は9.7ポイント悪化した71.3%だった。