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21年度第3四半期の緊急発進785回、すでに前年度超に
中国機の接近急増、中・露かつてない多彩な行動
統合幕僚監部は2021年度第3四半期(2021年4月1日~12月31日)における緊急発進実施状況について、期間中に航空自衛隊の戦闘機部隊が実施した緊急発進回数が785回に達したことを発表した。これは9ヵ月間ですでに20年度全体の725回を上回ったことになり、特に中国機に対して571回も緊急発進を行ったとした。中国機による日本領空への接近事案は、ロシア機とともに本州を周回するような飛行を行ったり、中国空母「遼寧」などから艦載機を発着艦させたりと、これまで見られなかった新しい行動が目立つようになった。厳しさを増す日本周辺の安全保障環境を如実に表している。
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