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2018.09.13

WING

防衛省、第10回日ASEAN防衛当局次官級会合を開催

「法の支配」を中心に価値感共有を進める
 
 防衛省は去る9月11日、9日と10日に名古屋で開催した「第10回日ASEAN防衛当局次官級会合」の結果概要を発表した。10回目となった会合には、日本とASEAN諸国、ASEAN事務局の事務次官級等が参加し、10日の本会合では、「『法の支配』を中心とする普遍的価値感の共有に向けた課題と取組」「災害対処の課題と対策」「日ASEAN防衛協力の展望」の3つのテーマで意見交換を行った。
 結果として日ASEAN防衛協力をさらに発展させていく重要性や「法の支配」を中心とした価値感共有など日ASEANの防衛当局が緊密に連携して対応していくことが重要であると確認され、ASEAN側からはこれまでの日本のASEANとの防衛協力に関する高い評価が示されるとともに、日ASEAN防衛協力の更なる推進に期待感を表明した。またこれを受けて日本も「ビエンチャン・ビジョン」に基づきさまざまな形で防衛協力を積極的に推進していきたい旨を表明し、閉幕した。