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川崎重工業、「K-RACER」で標高850mで飛行実証
能力向上型が来年度完成、標高3000mで100kg輸送
川崎重工業航空宇宙システムカンパニーは、研究開発を進めている無人のVTOL機「K-RACER」を活用した物資の無人配送システムを確立することを目指している。昨年12月には、長野県伊那市などと協力して、無人ヘリコプター型の「K-RACER」を活用した飛行実証をスタートさせた。
伊那市での飛行実証について、川崎重工業航空宇宙システムカンパニーヘリコプタプロジェクト総括部の西谷美貴弥副総括部長は「これまでのヘリコプターの開発経験をベースに、まずは標高850メートル地点での飛行性能を確認することができた」ことに言及。標高が高くなれば、自ずと空気が薄くなるなか、標高850メートル地点で所定の飛行性能および搭載能力を確認することができたことを明かした。
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