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ウクライナ国内、民間機67機が置き去り状態
ボルィースピリ空港に39機、危ぶまれる航空機資産
ロシアによるウクライナ侵攻が長期化・激化する様相を呈しているなか、ウクライナ国内に駐機したままの状態の民間商用機の存在が危ぶまれている。航空関連の様々なデータを提供するシリウムが本紙の取材に答えたところ、西側で製造された機体のうち、ウクライナ国内8空港に未だ取り残されたままの状態の民間航空機の数が67機にのぼることが分かった。
シリウムによると、ロシア・ウクライナ紛争が始まった2月24日の翌日、2月25日に取得したデータから、3月9日現在までにこの数字には変化がみられないとしており、ウクライナ国内に取り残された航空機という資産の行方が、大いに懸念される事態となっている。
シリウムによれば、ウクライナ各空港に取り残された67機のうち、39機が単通路機とのこと。広胴機も11機、リージョナルジェットが10機、そしてターボプロップ機は7機となっている。
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