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2022.03.14

WING

空港車両の自動走行へ、22年度は運転手無し実験

レベル4相当要件(案)に気象・時間帯を追加

 国土交通省航空局は去る3月10日に、空港制限区域内車両の自動走行実現に向けた第11回目検討委員会を開き、レベル4相当の自動運転を2025年までに導入するための検討状況や、今後の方針など協議した。これまで各空港ではランプバスやGSE車両について、運転手による補助を介した実証実験を行ってきた。2022年度以降からは、運転手無しで実証実験の開始を予定するとして、走行環境条件(ODD)の設定や、安全確保措置、遠隔監視者の選任などを記載した実証実験実施要領(案)を示した。さらに必要な共通インフラの検討では、2024年までにガイダンスを作成して、設計や設置の留意事項を整理する。運用ルールについては、基本的なセーフティルールと技術的なテクニカルルールの両面から検討を行い、こちらも24年中に空港運用業務指針等の改正を行って規定する計画だ。

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