★「台東区の観光復活に向けた方針」を策定

　感染レベルに応じて注力事業と開始時期示す

　台東区は、「台東区の観光復活に向けた方針」をこのほど策定した。台東区には浅草や上野をはじめ都内の人気観光地が集積しているが、コロナ禍の長期化に伴う観光客の激減により、区内の観光関連事業者はかつてない経営的な苦境に陥っている。そのため、新型コロナウイルスの感染状況に応じて、特に注力して実施する事業とその開始時期について指針を示すことで、台東区や民間事業者等が感染状況に応じて機動的な取り組みを行えるようにし、コロナ禍からの台東区の観光復活を強力に後押しする方針だ。
　台東区はこれまで、2001年に「観光ビジョン」、2010年に「新観光ビジョン」、2016年に「観光振興計画」を策定。観光振興計画は2020年度末までを計画期間としていたが、各種イベント開催や海外シティセールスなど、コロナ禍では実現が難しい事業も多く含まれていた。