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川崎重工、リンカーン工場で初の貨物扉完成
777貨物扉をエバレットに出荷
川崎重工は9月17日、ボーイングの民間旅客機用の777貨物扉を、米国・ネブラスカ州の現地法人であるカワサキ・モーターズ・マニファクチャリング・コーポレーションのリンカーン工場で初めて完成させたことを発表した。また同日、リンカーン工場では記念出荷式を行い、ボーイングの関係者やネブラスカ州知事などをはじめとする約80名が出席した。
川崎重工は2017年5月に同社初となる米国の航空機部品製造拠点として、リンカーン工場内777Xおよび777用貨物扉の製造ラインを設置しており、今回最初の貨物扉を完成させた。
完成した777用の貨物扉は、縦2.6メートル、横3メートルのアルミ合金製で、ボーイングのエバレット工場(ワシントン州)に出荷する。今後リンカーン工場では、ボーイングの最新鋭民間旅客機である777X用貨物扉の製造を進め、2019年2月から出荷を開始する予定だ。