航空機における宇宙線人体被ばく、日本特化情報提供を検討

航空機運航に影響及ぼす宇宙天気、情報提供高度化へ

　太陽活動は時に航空機運航に大きな影響を与える。巨大な太陽フレアが発生すれば、通信、航法などが影響を受けかねないほか、乗員の宇宙線被ばく問題も懸念されるところ。そうしたなか現在、宇宙天気予報の更なる高度化に向けた検討が進められつつある。この検討を進めている総務省によれば、このうち航空機における人体被ばくに関しては基本的に実運用されている「ICAO宇宙天気センター」におけるアドバイザリ基準をベースに検討を進める一方、日本地域に特化した情報を出すことを検討することを明らかにした。