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2022.04.07

ウイングトラベル

★4地域市場、コロナ前の座席供給量上回る水準に

 各地で回復顕著も、日中韓は回復鈍く

 

 航空業界はいよいよ稼ぎ時の夏期スケジュールがスタートしたが、3月末現在、コロナ禍前の2019年水準を上回る座席供給量を提供している地域の市場は、南アジア、中米、南米北部、そしてアフリカ中西部となっていることが分かった。航空データサービスを提供するOAGが明らかにした。

 このうちインド市場が回復を牽引する南アジア地域はコロナ前を9.4%、中米が3.7%、そして南米北部地域は2.4%上回った。コロナ前に比べて最も座席供給量の伸びが大きい地域はアフリカ中西部で、その伸びは実に18.9%にも達した。

 各国政府が新型コロナウイルスとの共生へと政策の舵を取り、各国地域で出入国制限の緩和が進むなか、各地の航空会社が提供する座席供給量の回復が顕著だ。前述したように、すべに一部地域の市場では、コロナ前を上回る座席数が供給されており、航空業界に明るい兆しがみえてきたかたちだ。

※写真=回復が進む航空業界。すでに4市場でコロナ前を上回る座席供給量を記録