ウイングトラベル
■HTJヴァーレイ日本支局長「6-8月が勝負」
日本市場最優先、州知事・HTA局長と5月来日検討
ハワイ州観光局(HTJ)のミツエ・ヴァーレイ日本支局長によると、ハワイ側では日本市場は2024年まではゆっくりと回復すると予想していた。しかし、JATA視察団とのミーティングで、JATAが2023年の日本人のハワイ旅行者をコロナ前の2019年レベルに戻すプランを示したことは驚きを持って迎えられた。これを受けて、日本市場へのプロモーション予算の投入、旅行会社のサポートを図る上で、タイミングは非常に良かったと評価した。
ハワイ観光の日本市場はリピーター率が68%と高く、日本人旅行者の最初の戻りは、ハワイが大好きなリピーター、FITと見る。旅行会社のパッケージツアーは安心・安全が一番の売りになると思われ、Go Toトラベルの再開で国内旅行が拡大し、旅行に行っても大丈夫という意識が高まり、同時に旅行会社がパッケージで安心・安全な販促プロモーションをすることで、「ハワイなら大丈夫」というブランディングも検討され、この6月、7月、8月が勝負と強調した。
HTJでは、安全な海外旅行を戻していくという意味では、夏をターニングポイントと見ており、そこから年末年始へのブッキングペースを見て、旅行業界と一丸となって計画を立てて進めていく方針を示した。今回のJATA視察団の訪問に応える形で、5月にはイゲ・ハワイ州知事、デ・フリーズHTA局長兼CEO、ヴァーレイHTJ日本支局長など、ハワイの行政・経済・観光関係者の来日が検討されている。
※写真=日本市場のマーケット戦略を語るハワイ州観光局(HTJ)ミツエ・ヴァーレイ日本支局長