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2018.09.20

ウイングトラベル

田端観光庁長官、官民挙げ関西訪日回復を

北海道も地震の風評被害懸念、早期復興支援

 田端浩観光庁長官は9月19日の記者会見で、台風21号による関西国際空港への被害が、訪日インバウンドに影響を及ぼしていることを受けて、9月21日から「関西インバウンド観光リバイバルプラン」を実施することについて、「観光産業界と官民挙げて取り組み、訪日客の回復に向けたプロモーションを展開し、韓国のチュソク(9月23日〜25日)、中国の国慶節(10月1日〜7日)を前に1カ月の集中キャンペーンを実施していく」との方針を示した。
 また、9月6日に発生した北海道胆振東部地震からの観光復興については、「ふっこう割のような支援を求める声もあるが、地震による停電から回復しても、風評被害が出てくるので、そこにしっかりと対応する。北海道への旅行キャンセルが広がっており、影響は大きいので、熊本地震や豪雨などの対応を参考に、地元の要望を聞きながら早期回復に支援を講じていく」との見解を示した。
 「関西インバンド観光リバイバルプラン」の場合は、観光産業界との1カ月集中キャンペーンだが、北海道の地震からの復興対策は、熊本地震や今年7月の西日本豪雨の復興支援のような予算の予備費を観光復興支援に充当したような措置を講じるものとみられる。