★令和トラベル、コロナ禍で新たな旅行会社像構築へ

　5年後に上場、流通総額1000億円実現目指す

　新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で旅行業が大きな打撃を受ける中で、海外旅行を専門に取り扱う旅行会社として昨年4月に設立された令和トラベルが、創業から丸1年が経過した今月からいよいよ海外旅行商品の販売を本格的にスタートさせた。同社は海外パッケージツアーの良さを生かしつつ、ツアー造成までのリードタイムや用品購入までの煩雑さなどといった課題をデジタルの力を活用して効率化する仕組みを導入するなど、新たな海外旅行会社像の構築を目指す。同社は手始めに王道のツアーから、こだわりの強いテーマ型商品まで400〜500の商品群をラインアップ。アプリで手軽に海外旅行商品を購入することができる新たなスタイルで差別化していき、5年後に流通総額1000億円と株式上場を実現させたい考えだ。

※写真＝創業のきっかけや今後のビジネスの目標などについて話す令和トラベルの受田宏基執行役員CSO

　コロナで旅行市場がリセット、参入への好機に
　旅行会社、デジタルで一層の革新起こせる余地