露戦闘機含む3機日本接近、北空・中空が緊急発進

18日に露海軍艦艇また宗谷海峡通過

　統合幕僚監部は9月19日、ロシア空軍の戦闘機を含む航空機3機が能登半島沖から北海道沖を飛行しているのを確認したとして、航空自衛隊の北部航空方面隊および中部航空方面隊の戦闘機を緊急発進させるなど対応したことを発表した。ロシア機による領空侵犯および危険な行為はなかった。
　さらに統幕は、ロシア海軍艦艇2隻が18日午後に宗谷海峡を南西方向へ航行したことを明らかにした。そのうちのスラバ級ミサイル巡洋艦は、今月14日に同所を東航した艦艇と同一であることが分かっている。ロシアでは今月11日から17日にかけて、冷戦期以来最大といわれる軍事演習「ボストーク2018」が、中国軍やモンゴル軍を交えて行われていた。ロシア海軍艦艇の活発な活動は、同演習の影響との見方もあるが、詳細は不明となっている。