ロッキード、「あたご」のイージスシステム改修

コモン・ソース・ライブラリーにより訓練、維持容易に

　既報のように去る9月11日（ハワイ現地時間）に海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」がSM-3ブロックIBミサイルによる弾道ミサイル模擬標的の迎撃に成功したが、イージス・システムのメーカーであるロッキード・マーティンはこの試験に協力したとして、このほどイージス・システムの改修内容などを明らかにした。ロッキードは日本のイージス艦の開発のためにベースライン9型コンピュータ・プログラムを開発した。「あたご」への弾道ミサイル防衛能力付加改修は、民生用電子部品（COTS）を使用した、イージス・コモン・ソース・ライブラリー（CSL）を含むオープン・アーキテクチャー技術により行われ、統合防空ミサイル防衛能力が加えられた。