ウイングトラベル
★WTTCグローバルサミット、マニラで開催
「旅の再発見」テーマ、業界回復に強い決意
世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)は、第21回目となる恒例の「グローバルサミット」をフィリピンのマニラで開催した。4月20〜22日の期間中、「旅の再発見」をテーマに、ウィズコロナ時代における旅行トレンドやさまざまな課題について議論を交わし、今後の旅行ツーリズム業界の回復に強い決意を示した。
開会式の中で、WTTCのジュリア・シンプソン社長兼CEOは「過去10年近く、旅行ツーリズム業界の成長は世界経済の成長を上回ってきたが、新型コロナウイルスはその状況を一変させた。今、私たちの目の前にあるのは回復だ。それは一様ではなく、足踏み状態のところもある。特にアジア太平洋地域では、その再開が始まったばかり。フィリピンは、旅行再開への決意と勇気を示した国であり、祝福したい。しかしながら、中国は、まだ閉鎖的な状態にある。私は各国政府に対して、科学的な見地から国境を開放し、経済を開放し、旅行ツーリズム業界で生計を立てる何百万人もの人々を仕事に復帰させることを求めたい」と挨拶した。
※写真=左からWTTC議長アーノルド・ドナルド氏(カーニバル・コーポレーション社長兼CEO)、WTTCアンバサダー田川博己氏(JTB取締役相談役)、WTTC社長兼CEOジュリア・シンプソン氏、WTTC副会長高橋広行氏(JTB取締役会長/JATA会長)