ウイングトラベル
★JAL決算、国内線回復遅れなど2期連続赤字
今期無配に、赤坂社長「不退転の決意で黒字化」
日本航空(JAL)は5月6日、JALグループの2022年3月期連結決算(2021年4月1日-2022年3月31日)を発表し、IFRSによる売上収益が前期比41.9%増の6827億円、営業費用が6.2%増の9402億円となり、財務・税引前損益(EBIT)では2394億円損失(前期3983億円損失)、当期損益では1775億円損失(前期2866億円損失)となり、2期連続で赤字決算となった。さらに今期配当については、経営環境の厳しさが増したためだとして無配にすることを決めた。
会見に臨んだ赤坂祐二社長は2期連続で赤字になったことを「極めて重く受け止めている」と述べて関係者に対して陳謝した。その上で「3期連続はない。不退転の決意で黒字化を達成する」として、黒字化達成を目標に掲げた。今期の通期業績予想は、売上収益が21年度実績比103.6%増の1兆3900億円、営業費用が40.9%増の1兆3250億円になり、EBITでの利益が800億円(3194億円増)で、純利益が450億円(2226億円増)とした。