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2018.09.25

ウイングトラベル

持続可能な観光地域開発へ多彩なアイデア提示

ツーリズムEXPOで観光大臣会合が開催

 ツーリズムEXPOジャパン2018では、昨年に引き続き、UNWTO(国連世界観光機関)との共催による観光大臣による会合が行われた。今回は世界12カ国の観光大臣と国際団体の代表が来日。また、日本からは田端浩観光庁長官と小池百合子東京都知事が参加した。今回の会合では「観光で地域創生を」を主題に据え、持続可能な観光地域の開発に対して、各国での取り組み事例が報告され、これからの世界での観光地域づくりのあり方について多彩なアイデアが示された。
 今回の大臣会合には、ブータン、カンボジア、アイスランド、ラトビア、マレーシア、メキシコ、モンゴル、ミャンマー、フィリピン、スリランカ、スーダン、タイの12カ国の観光行政トップが出席した。また、国際観光関連団体から、UNWTO、WTTC(世界旅行ツーリズム協議会)、PATA(太平洋アジア観光協会)、アドベンチャー・トラベル・トレードアソシエーションの幹部も会合に参加した。

 

 世界12カ国から観光大臣らが出席
 地域の観光資源開発について事例を共有

 

 会合冒頭で、UNWTOのズラブ・ポロリカシュヴィリ事務局長があいさつした。ポロリカシュヴィリ事務局長は「今回は世界各地から、観光関連のVIPが多数参加してくれた。参加者の中にはUNWTO未加盟のアイスランドやラトビアの大臣も出席してくれて大変うれしく思っている。今回の会合では観光における地域創生をテーマに、各国の大臣から色々な事例を紹介してもらい、持続可能な地域開発について生産的なアイデアを見出して行ければよい」と述べた。