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ロッキード、HIMARS発射機24両を受注
装輪式車載、米陸軍と2億8900万ドルの契約
ロッキード・マーティンはこの程、米陸軍よりHIMARS(高機動砲兵ロケットシステム)発射機24両と支援機材を総額2億8900万ドルで受注した。契約は2022年7月までに発射機と支援機材を製造する内容。HIMARSの車両はアーカンソー州カムデンにある同社の精密火力センターで製造される見込み。
HIMARSは軽量の移動発射機で、急速展開のためC-130 輸送機およびそれより大型の輸送機に搭載して空輸が可能となっている。そして、誘導多連装ロケット・システム(GMLRS)のロケット弾、陸軍戦術ミサイル・システム(ATACMS)のミサイルを発射するものである。
HIMARSはミサイル装填モジュール1台と火器管制装置を5トントラック(装輪)のシャーシに搭載して構成している。特別な装甲を施したキャビンがシステムを運用する3名のクルーのための追加的な防護となっている。ロッキードはHIMARSが効果的な精密火力オプションを求める国々にとって望ましいオプションであるとしている。それは相互運用能力を持つ統合同盟運用(欧州では米軍と異なる車両に搭載)と統合弾薬調達(まとめ買い)の適用で、有効性、信頼性と高性能を同時に達成できているためであるとしている。