ハワイ州観光局オンラインツール HTJ Online Tools
ハワイ州観光局公式ラーニングサイト
アロハプログラム
ハワイ州観光局公式ラーニングサイト「アロハプログラム」は、旅行業界に限らず、ハワイ関連のレストランやショップ、イベント、メディア、一般の人でも登録が可能で、基本情報から歴史、文化、自然、ハワイ語など、ハワイに関する幅広い内容を動画やテキストで分かりやすく紹介。ハワイ在住含む専門家が監修した講座は570を超え、さまざまなテーマからハワイを学ぶことができる。今後の商品企画の中で「マラマハワイ」を実践していくうえでも、是非おさえておきたいプログラムだ。
メンバー数6.2万人に
3つのレベルのスペシャリスト検定
「アロハプログラム」の2022年6月22日時点でのメンバー総数は6万2464人。内訳は、一般が3万6172人、旅行業界が2万2884人、ハワイ関連ショップ/レストラン、イベント、メディア、そのほか関連企業/団体が1360人、20歳未満のユース会員が2048人となっている。
「アロハプログラム」では、習熟度を試すハワイスペシャリスト検定を設定。クプクプ(初級)、ラウアエ(中級)、ハープウ(上級)の3つのレベルに分かれ。ハワイスペシャリスト限定のLIVEウェブセミナーもあり、キュレーター(ハワイ州観光局認定講師)や特別講師がさまざまな内容を配信、より深く正しいハワイの情報を取得することができる。ウェブセミナーはアーカイブ配信もあり、繰り返し学ぶことが可能。現在、公開中のアーカイブ動画は132本に達する。
ハワイスペシャリスト上級取得が
旅行会社の大きなアピールに
観光局認定「ハワイサテライトグループ」
現在、ハワイスペシャリストは2万1505人、うち上級取得者は一般メンバーで774人、旅行業界メンバーは1万401人となっている(2022年6月22日時点)。上級資格取得を積極的に奨励している旅行会社は多く、ハワイスペシャリストの在籍がハワイを訴求する上での旅行会社の大きなアピールにつながっている。
その一例が、ハワイスペシャリストが在籍する旅行会社やレストラン、ショップを認定する「ハワイサテライトグループ」だ。全員がハワイスペシャリスト検定を保有しており、さらに上級保有者が5割以上であることが認定条件のひとつ。現在、日本国内のみでなくハワイ州内にも合計391店舗のハワイ州観光局認定サテライトグループがある。
観光局の狙いは、観光局と同じレベルで、正しいハワイを情報発信できる環境を整えること。観光局と店舗双方にメリットのあるプログラムとして、今後も ハワイサテライトグループ特典や、キャンペーンなども実施する意向だ。
またスタッフへの教育という意味においても、「アロハプログラム」は大きな役割を担う。ハワイ州観光局では、旅行会社のハワイスペシャリスト上級保有者に観光局の戦略を把握、共有してもらうことで、各店舗のスタッフ教育を各社内で行えるようなプログラムも今後展開していく予定だ。
教育旅行の事前学習に効果的
ユース検定
「アロハプログラム」のユース検定は、20歳未満が対象。60分の検定は無料で受けられ、ハワイの観光名所、歴史、文化、自然などから3択問題が25問出され、17問正解すると合格となる。
ユース検定は、個人だけでなく学校単位での登録も可能。合格者には学校名(学校単位で登録した場合)と個人名などを印字した「アロハプログラム」ユース合格カードが無料で進呈される。現在2048人がユース会員に登録されている(2022年6月22日時点)。
再生型観光への取り組みも
NPO団体をサポート
再生型観光「リジェネラティブ・ツーリズム」に軸を置いた活動を展開するハワイ州観光局では、「アロハプログラム」においても、ハワイの自然環境や伝統文化を守る活動を行うNPO団体をサポートする社会貢献プロジェクトを行っている。ハワイスペシャリスト検定料(ラウアエ、ハープウ)の一部を観光局が支援する各NPO団体に寄付することで、ハワイスペシャリストメンバーがNPO団体の活動をサポートできるという内容だ。
2022年は、「イオラニ宮殿」、「ビショップ ミュージアム」、「ポリネシア航海協会」、「コーラル・リーフ・アライアンス」、「イミロア天文学センター」、「ハワイ・ランド・トラスト」の6団体をサポートする。
また実際の活動に参加できる「アフプアア・プロジェクト」を発足。「アフプアア」は、ハワイの人たちが共同生活を営んでいたひとつの地域や土地区画を指すハワイ語。第一弾として「ハワイ島にコアの木1000本植えよう!」キャンペーンを実施中。ウェブサイト経由でコアの木の植樹ができ、ハワイの自然を守る活動に参加ができるようになっている。
ハワイ州観光局「ハワイ業界サイト」
ハワイ州観光局の「ハワイ業界サイト」は、会員登録(無料)すると、最新の業界向けニュースやイベント情報、ウェビナー情報、講演情報、統計情報といったさまざまなコンテンツにアクセスできる。その他にも、画像・動画ライブラリーやICE企画に役立つ施設情報や検索機能、社内教育に役立つ各島の詳細情報、事例、プレゼンデータ資料、ウェビナーアーカイブ動画も公開しており、ハワイの旅行商品企画やセールスに活用できるコンテンツが満載だ。また、業界サイトと連動し、業界向けTwitter(アカウント名;@htjbiz)を開設、最新情報を提供している。まずは登録&フォローを!
一般ユーザーページとの切り替えも
「ハワイ業界サイト」は、旅行業関係者向けの「TRAVEL」、報道・メディア関係者向け「MEDIA」、イベント関係者向け「EVENT」、教育関係者向け「EDUCATION」、ハワイ関係のショップやレストラン、パンフレット制作、学生などに向けた「OTHERS」の5つのカテゴリーに分類。それぞれのニーズに合った情報提供を行う。
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