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防大第62期生474名卒業、自衛官へ
安倍総理「平和は勝ち取るもの」
防衛大学校で3月18日、本科第62期学生の卒業式が行われ、474名、留学生20名が同学校を卒業した。式典では、安倍晋三内閣総理大臣と小野寺五典防衛大臣が訓示を述べ、日本を取り巻く安全保障環境の厳しさが増していることを強調した。その中で大学校で訓練を重ねた卒業生の自衛隊への入隊を歓迎するとして激励した。安倍総理は、卒業生へ「誠に凛々しく、希望にあふれた姿に、自衛隊の最高指揮官として、大変心強い」と激励。小野寺大臣は「困難な任務を全力で全うする自衛官として、大きく羽ばたいていくことを切に望む」と述べた。
訓辞を述べた安倍総理は、特に北朝鮮による各・ミサイル開発について重点的に述べ、さらには今後控える防衛大綱の見直しで、サイバー、宇宙分野に力を入れていく姿勢を強調した。
安倍総理は、平和が人から与えられるものではなく、勝ち取るものであり「自らの手で自らを守る気概なき国を誰も守ってくれるはずがない」と話し、自衛隊が重要な役割を担っていることを強調。その上で北朝鮮は昨年、2度にわたって日本上空を飛び越えるミサイル発射を強行したとして、弾道ミサイル防衛の警戒に当たる自衛隊員について説明した。