記事検索はこちらで→
2022.07.05

WING

タンパク質危機解決へ、ZIPがコオロギ粉末機内食、そのお味は

 世界初?の昆虫食機内食、サーキュラーフード機内食は広がるか

 ZIPAIR Tokyo(ZIPAIR)は7月から、乾燥させた食用コオロギを粉末にして、食材の一部とした機内食の提供を開始した。これは徳島大学発ベンチャーのグラリスが開発したコオロギ粉末「グラリスパウダー」を使った機内食で、ZIPAIRが属するJALグループのJALロイヤルケータリングが「グラリスパウダー」を使ったトマトチリバーガーとペスカトーレを開発することに成功した。
 ZIPAIRが機内食の食材の一部に「グラリスパウダー」を使用することを決定したのは同社がSDGsなどを推進するなかで、食品ロス問題などの取り組みを進めてきたため。7月4日に報道陣向けに開催した試食会でZIPAIRの西田真吾社長は、「フードロスの削減を一歩推し進める取り組みだ」と紹介。「こうした取り組みを通じて、より良い社会に貢献することができれば」と話した。