記事検索はこちらで→
2018.10.05

WING

航空局、航空運送事業機用ヘリ給油作業など安全確保へ

旅客の搭乗・降機中は原則禁止や在機中の条件など

 航空局は、ヘリコプターを使用した航空運送事業機の燃料給油など作業について、運航規程審査要領細則の一部を改正する方針を固めた。例えば旅客の搭乗・降機中、または酸素補充中における燃料補給・抜き取りを禁止することのほか、旅客が機内にいる場合などの作業に関しては、燃料補給口に近いドアを閉じて、その反対側のドアを開けておくなど、適切な条件と手順を定めて行うことなどにする方針だ。航空局によれば、11月に交付して、来年2月からの適用を目指す。
 国際民間航空機関(ICAO)はこのほど、ヘリコプターを使用した航空運送事業機における燃料補給作業を行う場合に講じるべき安全対策や条件が明確に規定する内容の附属書の改正を行った。この改正内容は、今年11月8日から適用することになっており、航空局としても国際的な流れに沿って、運航規程審査要領細則の一部を改正する。