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エアバスヘリ、ヒラタ学園と関西圏でeVTOL連携
空クルサービス実現向け年内にヘリで運航実証
エアバスは9月7日、ヒラタ学園と共同で、関西および周辺地域において、電動垂直離着陸機(eVTOL)を活用するエアモビリティサービスの開発に向け連携することを発表した。今回の合意によってエアバスは、同社が開発を進めている「City Airbus NextGen」(シティエアバス・ネクストジェン)の商業輸送サービスを開始するために重要な要件の検証に取り組む。
また、その第一歩として、エアバスとヒラタ学園の共同プロジェクトが大阪府の「空飛ぶクルマ都市型ビジネス創造都市推進事業補助金」対象事業の認定を受けた。同プロジェクトでは、関西圏における最適な飛行ルート、運用構想、安全な運航に必要な装備品に関する検証する計画で、今年末にはヒラタ学園の「H135」を使って検証飛行を実施する。
なおエアバスとヒラタ学園は、都市部におけるeVTOL活用に留まらず、航空医療サービスから商業航空輸送、エコツーリズムまで、様々な場面での運用を念頭に、「City Airbus NextGen」によるサービスの実現を目指していく考え。
エアバスは「City Airbus NextGen」について、2023年に初飛行、25年に欧州航空安全庁(EASA)の型式証明を取得するべく、開発作業を進めている。
※この記事の概要
・空港間や関空⇒大阪市内ルート飛行
準天頂衛星で位置測定や管制交信など検証
・来年度以降も検証作業を継続
25年度に関西圏で事業開始 など