★水際緩和でツーリズムEXPOが象徴的イベントに

　高橋JATA会長、観光業界への国支援継続を要望

　ツーリズムEXPOジャパン開催に当たり、9月22日に記者会見した日本旅行業協会（JATA）の高橋広行会長は、「コロナ禍を乗り越えて、ツーリズムEXPOジャパンが4年ぶりに本格的なリアル形式により東京で開催できた。この開催に合わせるかのように全国旅行支援の開始、海外旅行者の個人旅行の解禁、ビザ免除など水際対策緩和が決定したことで、ツーリズムEXPOジャパンの開催は今までとは違う大変意義あるものとなり、日本の観光産業が良いスタートを飾る象徴的なイベントになった」との見解を示した。
　高橋会長は今後の課題として、ツーリズム業界に対する国による支援策の実行を訴えた。コロナ禍の「3年間で被ったツーリズム業界の痛み、打撃は1年で解消できるものではない。完全回復には5年、10年を要するという人もいる。ぜひとも継続的にツーリズム業界に対する国ベースの支援をお願いしたい」と要望した。