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NEC、航空電子が世界最小クラスの高性能アンテナ開発
メタマテリアル技術活用し、基板表面実装が可能に
日本電気(NEC)と日本航空電子(航空電子)はこのほど、IoT、ブルートゥース、V2Xなど無線通信機器の基板に実装可能な世界最小クラスの高性能アンテナを開発したと発表した。メタマテリアル技術を活用し、5.9ギガヘルツ帯で6.7ミリ×3.8ミリという大きさで、高い送受信性能を持ち、基板のどの場所に実装しても性能に変わりがなく、通信機器の小型化に役立つとしている。
NECではメタマテリアルの一種であるスプリットリング(SR)共振器をアンテナ素子として採用化した超小型μSRアンテナを商品化してきた。今回、航空電子のコネクタ製造で培った精密加工技術を融合することで取り扱いを容易にし、さらに高性能化を実現したとしている。
※写真=表面実装部品タイプの新アンテナ。左が2.4GHz帯用11.5mm×6.9mm。右が5.9GHz帯用6.7mm×3.8mm(提供:NEC)