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2022.09.29

ウイングトラベル

★Z世代の9割が海外旅行希望も、予算ネックに

 東洋大学・JATA・バリーズが緊急意識調査

 

 Z世代(18歳から25歳)の90%以上が2023年の春休みまでに海外旅行に行きたいとする反面、その予算額は20万円以下が80%以上を占めるなど、円安や燃油高、物価高がネックになる可能性があるーーー。東洋大学国際観光学部と日本旅行業協会(JATA)、バリーズが実施した「Z世代の海外旅行緊急意識調査」で、そんなZ世代の若者を巡る海外旅行の実態が浮き彫りとなった。治安や言語、衛生など、海外旅行に関する「漠然とした不安」に関する声も多く、そのため海外旅行の予約方法では「安心感がある」(88.6%)との理由から旅行会社のパッケージツアー(オンライン、店舗含む)を選ぶと回答した人が6割を占めるなど、若者の海外旅行ではパッケージツアーの優位性が高いことも調査結果から明らかになった。
 この調査は、2022年7月21日〜31日までの期間中、東洋大学国際観光学部の学生を対象にアンケート調査を行ったもの。回答数は440名。国際観光学部の学生を対象とした調査のため、国際交流や観光への意識が高い学生であること。回答者のうち女性が72.4%、男性は27.6%と、女性の回答者が7割超を占めること。回答者の年齢別では20歳以下が全体の7割超を占めることについては、調査結果を読み解く上で留意が必要だ。