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ベトジェットエア、日本路線就航でセレモニー
片道100円の特別運賃や新規融資契約を締結
ベトジェットエアは10月10日に都内で開催された「ベトナム投資カンファレンス」の会場で11月の日本路線初就航を記念したセレモニーを開催した。セレモニーには同社のグエン・タイン・フン会長に加え、カンファレンスに参加したベトナムのグエン・スアン・フック首相が立ち会った。また、日本側からは田端浩観光庁長官と関西エアポートの山谷佳之社長が参加し、同社の新規就航を祝福した。また、これにあわせて日本からベトナム間の片道航空券100円の特別運賃を期間限定で販売することや航空機の購入資金に関して約12億ドルの融資契約を締結したことをあわせて発表した。
同社は、11月8日から関西-ハノイ線をデイリー運航し、日本への定期路線の運航に参入する。これに引き続き12月14日からは関西-ホーチミン線、来年1月11日には成田-ハノイ線を就航することを決定している。
セレモニーでフン会長は「日本路線の就航で両国の経済発展に貢献できることを大変喜ばしく思っている。ベトナム人には是非日本に来てもらい、魅力の高いサービスやおもてなしを体験してもらいたい。また、ベトナム各地の観光地に多くの日本人を送っていきたいと思っている。あわせて関西地区における台風被害からの復興にもお役に立てればよいと思っている」と述べた。
観光庁の田端長官は、関西空港の施設が全面再開し、国際線の運行状況も台風被害前の状況に戻ったことや観光需要回復に向けた「ウェルカム・関西・ジャパンキャンペーン」を開始したことを紹介した上で「ベトジェットエアの関西空港の乗り入れは大変喜ばしいことだ」と歓迎の意を述べた。さらに1~8月までの訪日外国人旅行者数が前年比12.6%増となっている中でベトナムからの訪問客数が22%増で推移していることを引き合いに出して「ベトジェットエアがこの機運をさらに盛り上げてくれることを期待している」と語った。
※写真=日本路線就航セレモニーで記念撮影を行う関係者。上段はベトナムのグエン・スアン・フック首相、下段左からベトジェットエアのグエン・タイン・フン会長、観光庁の田端浩長官、関西エアポートの山谷佳之社長