グルメ、歴史、自然 ユニークな魅力がいっぱい ルイジアナ州【ルイジアナ州観光局】
www.louisianatravel.com
アメリカ南部、メキシコ湾に面したルイジアナ州は、スペインやフランス、アフリカ、さらにネイティブアメリカンの影響が入り交じった独自な文化を体験できる。特に食や音楽など、ここだけのユニークな魅力があり、歴史遺産も数多い。またミシシッピ川がメキシコ湾に流れるエリアは広大な湿地帯として、豊かな自然が広がっている。
Gourmet
食のシーンが多彩なニューオリンズ
本場のジャズの生演奏を聴きながら舌鼓
ルイジアナ州と言えば、ケイジャン料理、クレオール料理の本場。同州の旅の拠点となるニューオリンズには、約1400軒ものレストランがあり、本場の美味しい料理が味わえる。
ケイジャン料理は、カナダにやってきたフランス人入植者「アカディアン」がこの地に移住してもたらした料理。一方、クレオール料理は、ヨーロッパ系やアフリカ系移民、ネイティブアメリカンなど、さまざまな食文化が混ざり合って生まれた料理。お米を使ったり、シーフードを使ったり、どちらも日本人になじみやすい料理だ。
また、ニューオリンズは、ジャズをはじめとするアメリカ音楽の本場としても知られる。歴史的な建物が集まるフレンチクオーターのバーボンストリートには、バーやクラブ、ホールが軒を連ね、本場のジャズの生演奏に耳を傾けながら食を楽しむこともできる。
ここも要チェック!
カクテル「サゼラック」の世界を知る「サゼラックハウス」
ライ麦で作ったライウイスキーをベースとしたニューオリンズ生まれのカクテル「サゼラック」は、「世界最古のカクテル」とも言われ、古くから親しまれている。2021年にオープンした「サゼラックハウス」は、そんなサゼラックの歴史を知ることができる施設。試飲付きの無料ツアーや、有料のテイスティング、ショップも併設する。
www.sazerachouse.com
辛党なら絶対行きたいタバスコ工場見学
日本でもおなじみの辛味調味料「タバスコ」。ニューオリンズの西、車で約2時間行ったエイブリー島が発祥の地として知られ、工場見学が可能。歴史や製造過程を知ることができるほか、ショップやレストランもある。グループの受付も可能。ちょっとしたニューオリンズ郊外の1日観光におすすめだ。
www.tabasco.com/visit-avery-island/tabasco-tour
History/ Heritage
アメリカ南部の歴史を物語る
大農園の邸宅「プランテーションハウス」
ルイジアナ州でぜひ訪れたいのが、かつての大農園の邸宅「プランテーションハウス」。ミシシッピ川沿いに点在し、アメリカ南部の歴史を物語る重要な歴史的遺産として、観光客の人気を集めている。
もっとも有名で人気があるのは、ニューオリンズから車で1時間ほどのエリアにある「オークアレイ・プランテーション」。1830年代に建てられたプランテーションハウスで、現在は国家歴史建造物に指定されている。その名の通り、オーク(樫)の木の並木道が印象的だ。
oakalleyplantation.org
プランテーションハウスに滞在
ミュージアムで歴史文化を学ぶ
オークアレイ・プランテーションよりさらに川を上ったところにあるのが「ホウマスハウス・プランテーション」。広大な敷地にはコテージがあり、宿泊が可能。館内ツアーで、プランテーションの歴史を学べるほか、レストラン棟での豪華な食事など、ラグジュアリーな滞在ができる。
houmashouse.com
また隣接する場所には、「グレート・リバー・ロード・ミュージアム」が新たにオープン。先住民の時代から入植、砂糖産業の発展、南北戦争など、ミシシッピ川下流エリアの歴史や文化を、さまざまな展示から垣間見ることができる。
greatriverroadmuseum.org
Nature/Sustainability
沼地が点在する自然豊かな「スワンプ」でのドキドキワクワク体験!
ミシシッピ川がメキシコ湾に流れるエリアは、「ルイジアナスワンプ」と呼ばれる湿地帯が広がる。アチャファラヤ湿地として国家遺産地域に指定されており、数多くのバイユー(沼地)が点在。豊かな緑にワニや野鳥など、多彩な動植物が暮らす自然豊かなエリアだ。
人気なのがエアボートに乗るスワンプツアー。沼地に生息するワニを間近に見たり、高速で沼地を航行するエアボートに興奮したり、ドキドキワクワクな体験が待っている。
他にも、カヌーやサイクリング、バードウォッチング、キャンプなど、楽しみ方はいろいろ。広大な大自然を前に、自然の大切さについて見つめ直すことができるだろう。
www.atchafalaya.org
ワニの赤ちゃんを育てる施設で環境の大切さを認識
ラファイエットの西、ジェニングスにある「ゲイター・シャトー」は、ワニ(アリゲーター)の保護施設。赤ちゃんワニを自然の生息地に戻すまでここで育てる。赤ちゃんワニは噛むことはないので、餌付けしたり、抱っこして写真を撮ったりすることが可能。ワニの生態や保護についてのレクチャーも受けられるので、環境保護への認識を深めることができる。教育旅行の学習素材としても最適だ。
jeffdavis.org/gator-chateau
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