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2022.11.02

ウイングトラベル

★JAL上期決算、感染症第7波影響もEBITで黒字

 純損失21億円、コスト削減で実質固定費圧縮

 

 日本航空(JAL)グループの2023年3月期第2四半期決算(2022年4月1日〜9月30日)は、売上高が前年同期比12.8%増の6185億円で、営業費用が43.9%増の6372億円になり、利益面ではEBITが利益3億円(前期比1522億円増)となったが、最終で純損失21億円(前期比1028億円増)となった。会見した菊山英樹専務は、上半期中の黒字化達成に向けて全社を挙げて取り組んできたが「新型コロナウイルス第7波の影響があった」としつつも、「それにもかかわらずEBITで黒字化を達成することができた」と利益を出せたことを評価した。
 菊山専務によると上期の実績は、当初想定していた社内計画を下回ったという。第1四半期では国際線旅客が想定よりも伸びたことなどでEBITが約200億円上振れた。しかし第2四半期になると第7波の影響で国内線旅客が伸び悩み、燃油費の高騰なども相まって約240億円下振れとなり、合わせて計画をわずかに下回るかたちとなった。