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2022.11.10

WING

エティハド、セプサとSAF研究・生産で覚書締結

 水素等代替エネルギーや地上支援機材電動化も

 エティハド航空はこのほど、ムバダラ・グループ傘下でスペインの石油大手CEPSA(セプサ)との間で、持続可能な航空燃料(SAF)の研究および生産を通じて航空輸送の脱炭素化を加速させるべく、覚書(MOU)を締結した。
 両社は、航空輸送におけるCO2排出削減し、国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で定める目標や気候変動への対策に貢献できるツールとして、SAFの開発に優先的に取り組む。使用済み食用油、非食用動物の排泄物、さらには多産業から発生する生分解性廃棄物など、非可食の循環型原材料から製造するとのことで、従来の石油由来の燃料と比較して、航空機によるCO2排出量を最大80%削減することが可能になるとしている。