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2022.12.16

WING

成田でローカル5Gなどの自動ランプバス実証実験

 1人が最大3両を同時監視、自動運転で人材不足対応

 成田空港で12月15日から、ローカル5Gなどを用いた最大3台のランプバスによる常時監視を前提とした遠隔型自動運転の実証実験が始まった。この実験では国内空港で初めて遠隔の監視者1人により最大3両を常時監視して自動運転技術を実証する。2025年を目途に、空港の制限区域内でレベル4相当のバスの遠隔型自動運転実装を目指す。
 この実験を行うのは、成田国際空港会社(NAA)のほか、東日本電信電話(NTT東日本、澁谷直樹社長)、ティアフォー(武田一哉社長)、KDDI(髙橋誠社長)。4者がコンソーシアムとして2月28日まで、空港の第1~3旅客ターミナル間で行う。国土交通省の「空港制限区域内における自動走行の実現に向けた検討委員会」と、総務省の「令和4年度課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」へ2021年度に続いて参画し、連絡バスへの自動運転実装を目指す。