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2018.10.18

ウイングトラベル

「黒部ルート」、年間最大1万人に一般開放へ

富山県と関電、安全対策後の2024年度目途

 富山県と関西電力は10月17日、「黒部ルートの一般開放・旅行商品化に関する協定」を締結した。安全対策工事が完了する2024年度をめどに、年間最大1万人の観光客に開放する。
 黒部渓谷を走る「黒部峡谷鉄道」は、宇奈月〜欅平間を結んでいるが、欅平から上流の黒部ダムに至る輸送設備(黒部ルート)については、関西電力が発電施設の保守工事用に使用しており、関西電力は公募・抽選で選ばれた年間約2000人のみを対象に、「黒部ルート見学会」を実施してきた。
 今回締結された協定では、この黒部ルートについて、一般開放・旅行商品化することで合意したもの。これにより、立山エリアと黒部エリアを結ぶ周遊観光を可能とすることで、黒部ダムを中心とした産業観光ルートの魅力をさらに充実させ、「黒部観光」の世界ブランド化を進める。