政府専用機にSAF搭載、環境問題への配慮を体現

　防衛省はこのほど、G7の5月開催に先んじて欧米を歴訪する岸田文雄総理が乗る政府専用機に持続可能な航空燃料（SAF）を搭載して羽田空港を飛び立ったことを発表した。特別航空輸送隊が運航する777の政府専用機2機に搭載して運航することで温室効果ガスの排出の削減に寄与する。
　これは「防衛省気候変動対処戦略」に基づく取り組みの一つ。主にバイオマス由来原料や、使用済み食用油などを原料とするSAFを使用することで、G7の主要議題の1つである環境問題への対処について、議長国として議論をリードしたい考えだ。

※写真＝SAFを搭載した政府専用機は9日に羽田からフランスへ