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2023.01.13

WING

IATA、11月の旅客需要はコロナ前75.3%まで回復

 ウォルシュCEO、中国からの水際強化に「各国は未だ科学政治か」

 国際航空運送協会(IATA)がまとめた2022年11月の旅客輸送実績によれば、世界の航空旅客需要を表すRPKは2021年11月に比べ41.3%増加した。パンデミック発生前の2019年11月実績と比べ75.3%の水準に達するなど、あらためて回復が進展していることを表す数字となった。
 IATAのウィリー・ウォルシュCEOは「11月のトラフィック結果は、消費者が旅行の自由を徹底的に楽しんでいることを補強するデータだ」と話すなど、一層回復が進んでいることを強調。一方で「残念ながら、1月の中国の海外旅行再開に対する各国政府の反応は、多くの政府が未だ“科学政治”を行っていることを想起させるものだ」と批判した。