米国内便が一時全便停止、NORTAMシステムに不具合

　去る1月11日（米国現地時間）、パイロットに安全情報を通知するNORTAM(notice to airmen)システムがダウンし、一時、米国内線全便がストップする事態に見舞われた。
　すでにシステムは復旧し、段階的に運航が再開したものの、大量の運休・遅延便が発生するなど、米国の空は大混乱に見舞われた。FAAの発表によれば、その後の調査で、NORTAMシステムに不具合が生じた原因について、破損したデータベースファイルが確認されたとしており、このファイルが悪さをしたものと推察。その上で、懸念されたサイバー攻撃は確認されていないとした。
　FAAは「この問題の原因をさらに特定し、この種の混乱が再び発生するのを防ぐために必要なすべての手順を実行するために取り組む」とした。

※画像＝NORTAMシステムがダウン。米国内線が大混乱に見舞われた。破損ファイルが原因とみられる（提供：FAA）