記事検索はこちらで→
2023.01.16

WING

京急、今年10月に約28年ぶりの運賃値上げへ

 投資増大もリモート定着でコロナ前水準回復厳しく

 京浜急行電鉄(京急)は1月13日、国土交通省に対して今年10月から運賃を値上げすることを申請した。同社の値上申請は1995年以来、約28年ぶりのこと。上限運賃平均で10.8%引き上げる計画で、これにより現行136円の初乗り運賃(3キロまで)は150円に、10円単位上限運賃も150円(現行:140円)となる見通しだ。
 ただ、普通旅客運賃および通勤定期旅客運賃は遠距離ほど改定率を低くし、さらに新たな需要創出と沿線活性化を目指し、41㎞以上の区間は値下げする。また通勤定期の割引率には40.2%(現行:42.2%)に引き下げるものの、通学定期運賃に関しては家計への負担軽減の観点から現行から据え置く方針で、平均割引率を82.1%(現行:80.9%)に引き上げるという。