ウイングトラベル
7-9月訪日外国人旅行消費、マイナスに転ずる
一人当たり支出額6%減、訪日客数も伸び悩み
観光庁が発表した2018年7〜9月期の訪日外国人消費動向調査(1次速報)によると、一人当たりの旅行支出(一般客)は、前年同期比6.0%減の15万6000円のマイナスとなり、期間中の訪日外国人旅行者数も1.7%増の756万9000人と微増にとどまった結果、訪日外国人旅行消費額は11.6%減の1兆884億円とマイナスに転じた。
2018年から調査方法を変更したため、2017年までの数値と単純比較はできないが、これまでは一人当たりの旅行支出がマイナスでも人数の伸びでカバーしてきたが、7-9月期は豪雨や台風、地震などの自然災害が多発し、訪日客数が微増にとどまったことから、総消費額もマイナスに転じた格好だ。
※写真=国籍・地域別の訪日外国人1人当たり旅行支出と訪日外国人旅行消費額(観光庁統計資料より)