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2018.10.22

ウイングトラベル

日中韓観光大臣会合、3年ぶりに開催へ

中国・蘇州で今週末開催予定、三国交流に弾み

 第8回日中韓観光大臣会合が、中国の蘇州で10月27日に開催される見通しだ。2015年4月以来、約3年ぶりの開催となる。東京で開かれた前回会合では、次回は中国の武漢で2016年に開催することが決まっていたが、水害を理由に延期されていた。久々にトップ会合が開かれることで、日中韓三国間の観光交流がさらに勢いを増すことが期待される。
 前回会合では、日中韓観光交流新時代の幕開けにふさわしい新たな目標として、日中韓三国間の人的交流規模を、2014年の2047万人から、2020年に3000万人にするとの目標を掲げていた。その後の三年間で、日本への訪日需要は大幅に増加しており、2017年には中国からの訪日客数は736万人(15.4%増)、韓国は714万人(40.3%増)と、訪日だけで計1450万人に達している。これに日本からの訪中や訪韓、さらには中韓間の交流人口を加えると、三国間の交流人口は相当伸びていることが見込まれる。

 

※写真=前回の第7回日中韓観光大臣会合で共同声明に署名する三国の大臣(当時)。中央が太田昭宏前国土交通大臣