WING
赤外線センサシステム飛行試験機が初飛行
17日にSUBARUが社内飛行を開始
防衛装備庁航空装備研究所はこのほど、「航空機搭載型小型赤外線センサシステムインテグレーションの研究」プロジェクトの飛行試験機が10月17日に社内飛行試験を開始したと、主契約者のSUBARUより報告を受けたと発表した。この飛行試験機は富士重工式KM-2D型機で、17日午前10時8分に宇都宮飛行場を離陸し、午前10時43分に着陸した。飛行中に上昇、巡航、模擬離着陸等を実施し、着陸した。試験結果は良好とのことだ。
この飛行試験機は有人/無人両用機仕様とされ、弾道ミサイルを警戒監視するため必要な小型赤外線センサを搭載した無人機システムのシステム統合技術について、飛行環境で実証試験を行うもの。試験期間は2018年度末(2019年3月末)までの予定とされる。
SUBARUの社有機であるKM-2D型機を改造した飛行試験機は、胴体背面に赤外線センサを納めたフェアリングが付加されている。
※写真=飛行試験機の飛行写真(提供:航空装備研究所)
※画像=試験飛行の検証内容(提供:航空装備研究所)