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ベピコロンボ、約7年の航海へ
「みお」とMPO搭載のアリアン5打ち上げ成功
国際水星探査計画BepiColombo(べピコロンボ)ミッションの水星磁気圏探査機「みお」(MMO)及び水星表面探査機(MPO)を搭載したアリアン5型ロケットが10月19日22時45分28秒(現地時間)に、フランス領ギアナのギアナ宇宙センターから打ち上がった。ベピコロンボは、約7年かけて水星に到着し、世界初となる2機の探査機の周回軌道への投入を行う。役目を終えた電気推進モジュールを分離した状態で水星周回軌道投入を行い、まず「みお」を投入し、その後MPOを投入し、科学観測を行う計画だ。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)によれば、ベピコロンボを搭載したアリアン5ロケットは計画どおり飛行し、打ち上げから約26分47秒後に両探査機を正常に分離したことを確認したという。
国際水星探査計画「ベピコロンボ」は、JAXA担当の水星磁気圏探査機「みお」と欧州宇宙機関(ESA)担当の水星表面探査機の2機の探査機で水星の総合的な観測を行う日欧協力の大型ミッション。
※画像=ベピコロンボを搭載したアリアン5の打ち上げに成功。7年の歳月をかけて水星に向かう(提供:JAXA)