ウイングトラベル
★トルコ南東部地震、義援金の募集など支援開始
トルコ大使館が口座受付開始、串本町なども
トルコ南東部を震源とする大規模地震によりトルコ国内やシリア等周辺国で多数の死傷者が出ていることを受け、外務省による国際緊急援助隊の派遣、義援金の募集など、官民で支援の輪が広がっている。義援金の募集については、様々な団体が募金を開始しているが、駐日トルコ大使館・総領事館では日本円で義援金を送ることを希望する場合の口座を開示し、集められた義援金は災害緊急事態対策庁(AFAD)に届けるとアナウンスしている。トルコと長い友好関係を有する和歌山県串本町では町内4カ所(串本町役場、串本町役場旧古座分庁舎、串本町文化センター、トルコ記念館)に義援金箱を設置し、「2023トルコ南東部地震災害義援金」の募集を開始した。義援金は駐日トルコ大使館を通じて被災地復旧、被災者支援、復興支援の目的に活用される。
外務省は2月6日に第1陣の先遣隊として18名をトルコに派遣したのに続き、2月7日には第2陣として55名を派遣し、捜索活動機材や救出活動機材、医療資機材、食料などの救援に必要な機材類を持ち込み、緊急援助を実施する。
外務省は2月7日、外務大臣談話を発表。日本政府として、亡くなられた方々やその家族に心からの哀悼の意を表するとともに、負傷者の方々にお見舞いの意を表明した。そのうえで、「日本は、被害に遭われた各国国民との連帯を表明するとともに、トルコ及びシリアにおける被災地の方々がこの困難を乗り越えるにあたり、日本として、国際機関とも連携しつつ、必要な支援を迅速に提供すべく尽力していく」とした。
2月6日にはトルコ政府の要請に基づき、行方不明者の捜索・救助活動を行うために国際緊急援助隊を派遣。2月7日に第2陣を派遣するなど、「日本は被災者のためにあらゆる支援を惜しまない」とコメントしている。
トルコ南東部を震源とする大規模地震は、現地時間の2月6日午前4時頃(日本時間同日午前10時頃)に発生。マグニチュード7.8。トルコ政府の発表によれば、日本時間2月7日5時半現在、トルコ国内で2316名が死亡、約1万3293名が負傷。隣国のシリアでも1000名を超える死者が出ている模様だとしている。
※写真=トルコ大使館が義援金の受付を開始した(トルコ大使館twitterより)